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2015.01.01
コラム4「東京練習会・はじめに」
『東京練習会・はじめに』
海外から日本のテニス界を見ていると、日本は国内完結型の考え方がとても強い風土であると感じています。
海外(ITF大会)へチャレンジ出来る時期に来ているのに、チャンスもあるのに、なぜが、その一歩を踏み出せない多くのジュニア達を見てきました。
そこには、「なぜ海外なのか?」と言う、一つの考え方が海外への壁を作り出していると感じています。
僕がコーチになってからずっと変わらない、古くて新しい課題です。
この課題は、日本の多くのテニスクラブのオーナーやコーチたちが持っている、「まずは国内で勝ってから」と根強い考え方が影響していると感じています。
言っている事は、理屈的には分かりますが、指導関係者である以上もっとグローバルな意識を持つ方が、いろいろな選択肢を生み出し、それこそがジュニア達の可能性につながるのだと考えています。
これまで長い間、海外遠征を規制してきた高校テニスも、2014年度から海外遠征解禁になりました。
昨年の東京インターハイは、ITFジュニアランカー(国際ランク保持者)が多く出場し活躍した大会になりました。
今後、この傾向はさらに強くなるはずです。
つまり、今回の「東京練習会」参加者が出場するインターハイや全日本ジュニアは、地域の予選から、国内完結型の相手ではなく、国際ランカーが相手になってくる時代に入ったのです。
ITFを考えるのは、「今」なのです。