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2014.10.20

コラム1:「アジアから世界へ」

 コラム1:「アジアから世界へ」

 

留学や修学旅行で海外に行く時代になったのは、もうずい分昔。

社会の流れや企業の多くも海外を視野にグローバル化を意識したのも、もうずい分前の話です。

周囲が開け放たれた時代に入ってからも、日本のテニス(特にジュニア)の国際化のスピードは鈍いものでした。

 

国際性が強いはずのテニス。

本来は、広く出場の機会があるはずのITFジュニアが、まだ全国大会にも出ていないから・・・と言う大人の理論的慣習が、外に出にくくする基盤の一要因を強く後押ししていてたように感じます。

 

海外から見ていて、アジア周辺国(特に中国、台湾、韓国等)の中と比較しても、日本のこの消極的な風土に納得がいかず、う~ん…と唸るしかない経験をずい分してきました。

実際、何人も、ITFに出すタイミングを逃してきたと思っています。  

 

 

しかし、この数年。

ITF大会のエントリーが「IPN登録」(ネットで簡単にITF大会のエントリーが出来るようになった。もちろん世界中から)になり、日本の中でもITFジュニアへの参加者は増加傾向にあります。

 

そして、世界中で日本にしか存在しなかった、高校生の海外遠征を規制する高体連の理解に苦しむ「45日規制」もようやく今年撤廃されました。

何でこんな規制が10数年も普通に存在していたのがが、未だに本当に信じられません。

ホント・・・。

しかし、これでやっと開かれましたね。

 

これからの全日本ジュニアやインターハイには、ITFジュニアランク(世界ランク)保持者が確実に多くなるはず。

周囲のアカデミーの動きや、コーチ達と話していれば分かります。

もう、早いクラブは動き出しています。

どんどん出る準備をしています。

 

今後は、国内のスケジュールを見ながら、ITFジュニアの活動をある程度スケジュールをこなしていくスタイルが一つの考え方になってくるでしょう。

 

極論を言うと、国内ではまだまだでも、海外でどんどんチャレンジして外国のジュニアと戦えるようになってくれば、国内でも充分に戦える力が付いてくるのだと言う考えも正論になってきます。

その先駆けのモデルケースは、1214年の札幌日大高です。

雪国の強豪高が全国で勝てるほど甘くないと言われ続け、ITFのスケジュールを上手く取り入れ、国内で強豪高を倒す結果を出したのは僕の中では驚くものではありませんでした。

まさに、札幌日大高は、ITFを絡めた全国のトップケースだったと言えます。

これは、僕だけではなく多くの業界関係者が評価しています。

 

 

今までの常識は、常識。

しかし、これからは今までに捉われない、それぞれがどの活動を選んで行くのかが大切な時期に入ったと思います。

 

僕は思います。

まず、アジアを目指せ!です。

 

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